2025/8/3
余市町にあるシリパ山に登りました。急登に喘ぎながら時折り見える日本海に期待が高まります。
澄んだ空と海の青が交差する山頂では、心地よい潮風が吹き抜け可憐な萩の花が揺れていました。こんなところに萩? 不意を突かれたような気がして見直しましたが、やっぱり萩。風にそよぐその姿は、まるで秋の気配を先取りするかのようです。思わず「断崖絶壁の岩肌の間に根を張り、君は自然の厳しさに耐えて咲いているのかい?」と、語りかけてしまいました。
シリパ山の頂から望むダイナミックな積丹の海と、足元に咲く萩の花。その対比が織りなす風景は、まるで一枚の絵画のように心に残りました。