<2021年度>らいおん組レポート

2021.12.16 落ち着いた雰囲気の中で豊かな時間を過ごすということ

 寒さが厳しくなってきました。北国札幌では慣れていることとは言え、冷たい北風につい肩が凝るような姿勢になってしまいます。しかし、植物にとっては冬のこの寒さがやがて訪れる春に向けてのエネルギーを蓄える役割を担っているかもしれません。条件が厳しければ厳しいほど生き延びるための知恵や工夫が必要ですよね。

 さて、雪が積もり街中がモノトーンの世界となるこの季節は、ひと際花々の色彩の美しさが感じられます。静けさの中、一輪の花から想像される物語に浸るのも豊かな時間だと思います。

 花材/ガーベラ スプレーカーネーション スイートピー ヒムロスギ ヒバ 

2021.11.26 生活発表会の作品をいける!

 翌日は生活発表会です。年に一度の、とりわけらいおん組さんにとっては、保育園での最後の発表会ですから、コロナ禍の中ではありますが、こうして無事に開催でき、とても良かったと思います。みなさん、張り切っていけました。集中力も凄いです。

 はじめに、カスミソウの下処理を行いました。カスミソウの茎にある小さな葉を整理します。丁寧にひとつずつ取り除きます。こうすることで作品がより綺麗に美しく見えます。ひとつひとつの花々に愛情をもってちょっとした手間をかけることで見違えるようになることがあります。いけ上げた作品にもいけ手の心遣いが必ず表れます。素敵です。

 生活発表会の演目は、『ももたろう』だそうです。きっと楽しく立派な発表になったことと思います。

 花材/ガーベラ カーネーション スターチス カスミソウ 

2021.10.27 季節のお話し(秋は実りの季節です)

 「実りの秋」のお話しをしました。秋は収穫の季節です。美味しいものがいっぱいです。特に果物は、種類がたくさん出回ります。みなさんに聞いてみました。「ぶどう」「なし」「りんご」「かき」、たくさんの果物の名前が挙がりました。実にはたいてい種があり、新しい命が継がれます。植物にとっては大切な季節です。

 花材/ヒマワリ スプレーカーネーション トルコギキョウ 

2021.9.30 いけばなに使用するお道具類を紹介・説明しました。色々な剣山もあるんだよ。

 はじめに、いけばなで普段私が使用している道具や小物を紹介しました。形や色や大きさの違う剣山を出すと、みんな興味津々です。

実際に手に触れることにより、その重みや針の様子、使い方を知っていただけたと思います。

 お道具の説明の後は、お待ちかねの実技です。今回も上手にできるかな? 見ると、カラフルなお花がいっぱいです。スクッとしたガーベラを主材に基本の「たてるかたち」をいけました。細い柄のスプレーカーネーションは剣山に挿すのが難しかったようですが、なんとか留めることができました。みんな、頑張りましたね。

 花材/ガーベラ スプレーカーネーション(赤・クリーム色) トルコギキョウ 唐辛子(トウガラシ)

2021.7.29 バラは茎や葉にトゲがある場合がありますので気をつけてね!

 うだるような暑さが続いている毎日ですが、こどもたちはとても元気です。そんなことを考えながら二階に上がると、あまりに静かなので「あれっ!」と思ってお部屋に行くと、すでにみなさんは静かに席についていました。みんな、いい顔をしています。

 花材を見ると今日は真っ赤なバラが主役です。孔雀草を左右に開いて、ゆったりと空間をつくり、そこにバラの登場です。こどもたちは、ひと際目立つバラの香りが気になるようでした。こんな風に実際に手で触れて、匂いをかいで、その小さな身体中でバラを感じてもらえました。どんな印象だったのでしょう?

 花材/孔雀草(クジャクソウ) バラ ヒペリカム アスター(エゾギク)

2021.6.24 新年度のらいおん組さん、お待たせしました。「いけばな」初体験です!

 昨年からのコロナウイルス感染症拡大防止のため、様々な場面で自粛生活を強いられています。今年度のらいおん組のみなさんとは、この日が初めてのいけばな体験でした。

 初めに私の自己紹介をしながらみなさんのお顔を見ると、どの子も瞳がキラキラと輝いています。この日をとても楽しみに待っていてくれたことがわかりました。それに、とても落ち着いた雰囲気です。これから来春までの期間、安全に楽しく進めていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 花材/クルクマ・ジンジャー(クルクマ・シャローム) ヒマワリ 鶏頭(ケイトウ) アイビー

↓以下のアイコンをクリックするとそれぞれの年度のらいおん組レポートが見られます。 

◇2020年度

◇2019年度

◇2018年度

◇2017年度

◇2016年度

◇2015年度


◇2014年度