自宅教室「花BOYS & 花GIRLS」 2015


2015.12.22 「クリスマスの静かな夜に」       by Maoさん
2015.12.22 「クリスマスの静かな夜に」       by Maoさん

<カーネーション トルコ桔梗 スイートピー バーゼリア ヒバ>

 日本では、赤い服を着たサンタクロースがクリスマスの前の夜に良い子にプレゼントを持って来てくれるというように信じられていますが、世界では色々な風習や伝説があるようです。少し調べてみたら面白かったです。元々は日本の行事でなかったのですが、今ではすっかり日本の文化に溶け込んでいるクリスマス、静かな夜更けに一年を振り返ってみました。

 

2015.12.11 瓶花       by Atsukoさん
2015.12.11 瓶花       by Atsukoさん

<石化エニシダ 水仙山茶花>

 先日、参加させていただいた大阪での研修会でも課題となっていた日本水仙(ニホンスイセン)は、私の好きな花のひとつです。冷たい空気の中、凛とした姿を格好良くいけてみたいものです。

 この日本水仙は、本州各地の海岸などに群生地があるそうです。冬の季節に機会があれば、何時かぜひ訪れたいと思います。

 ところで、名前に日本を冠しているのですから私はてっきり我が国原産の植物と思っていましたが、なんと地中海原産で、シルクロードを通り中国経由で渡来し野生化したようです。別名は「雪中花」。

これからお正月にかけての時期、毎年触れたい花材です。

 

忙しさにまぎれて作品の写真のアップができずにいるうちに、随分たまってしまいました。何とかチョイスしましたので、以下にまとめて掲載します。

2015.9.18 瓶花        by Atsukoさん
2015.9.18 瓶花        by Atsukoさん

<洋種山ごぼう トルコ桔梗 ドラセナ・サンデリアーナ>
















2015.9.16 直立型         by Maoさん
2015.9.16 直立型         by Maoさん

<クルクマ・シャローム カーネーション ドラセナ・ゴッドセフィアナ>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015.9.5 ひらくかたち(正面性)           by Kayoさん
2015.9.5 ひらくかたち(正面性)           by Kayoさん

<素馨 カーネーション ドラセナ・ゴッドセフィアナ>


2015.8.20 瓶花         by Atsukoさん
2015.8.20 瓶花         by Atsukoさん

<雪柳 透かし百合 ゴッドセフィアナ>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015.8.1 ならぶかたち               by Mamiさん
2015.8.1 ならぶかたち               by Mamiさん

<ヘリコニア 向日葵 ゴッドセフィアナ>

 単にヘリコニアと呼ぶことが多いのですが、調べてみたらプシッタコルム(psittacorum)というヘリコニアでした。バナナと同じバショウ科の植物です。いかにも南国的なイメージの花です。

 開放的な明るさが、今のMamiさんにピッタリだと思いました。


2015.7.17 たてるかたち     by Mamiさん
2015.7.17 たてるかたち     by Mamiさん

<穂先ナナカマド 薔薇 ドラセナ・サンデリアーナ>

 Mamiさんは、この春、新社会人になりました。これまでとは違う新しい環境の中で、頑張っています。

そんなわけでお稽古をしばらくお休みしていましたが

今日は4ケ月ぶりに訪ねてくれました。

 8年前『伝統文化こども教室』で出会った女の子が緩やかではありますがコツコツと努力を積み重ね、素敵な女性に成長しました。本当に月日の流れる速さを感じます。


2015.7.8 直立型                  by Maoさん
2015.7.8 直立型                  by Maoさん

<穂先ナナカマド(珍至梅) 鶏頭 鳴子百合>

 穂先ナナカマドのことを珍至梅(ちんしばい)と呼ぶことを知ったのは、お花を始めてから相当しばらく経ってからのことでした。何故か、似ているけれども別々の植物だと思い込んでいました。思えば、子供の頃から昆布の小さなものがワカメだと思っていて大きくなって別々のものと知った時も愕然としました。

 思い込みというものは、恐ろしいものですね。いつも心をやわらかくして頑なにならないように気をつけたいと思いました。

 

2015.7.3 直立型         by Atsukoさん
2015.7.3 直立型         by Atsukoさん

<ナナカマド 竜胆 ゴッドセフィアナ>

 私が本格的に山登りを始めるきっかけになったのは、札幌近郊にある空沼岳に自生するエゾオヤマノリンドウ(最近、図鑑を見るとノが抜けてエゾオヤマリンドウの表記が多くなりました)を見るためでした。明るく開けたマミス沼の周辺に多く見られます。この沼の辺りでは竜胆ばかりでなく、エゾカンゾウやオトギリソウ、ミヤマハンショウヅルなどたくさんの種類の植物に会うことができます。花材の竜胆を見るたび、あの日の感動が昨日のことのように思い出されます。

 

2015.6.24 花奏           by Maoさん
2015.6.24 花奏           by Maoさん

<水木 向日葵  スプレーカーネーション

レザーファン>

 まずは、「挿花」の花奏入門のページを開いて、花型の説明を。 Maoさんは、今日初めてこの花型をいけました。

 この花型は、どのような場所や空間に飾るとより素敵に見えるでしょう?

新しい花型なので、どうしてもまだ馴染みは少ないです。水木は相当な分量の葉を落としましたが……。 

 

2015.6.12 瓶花        by Atsukoさん
2015.6.12 瓶花        by Atsukoさん

<小樽紅葉(オタルモミジ) 竜胆

鳴子百合>

 この枝は、オタルモミジ。誰からいつ教えてもらったのか、もう覚えてはいません。ヤマモミジやイロハモミジなどは、以前からその存在を知っていましたが、どうして小樽という名を冠しているのかふと疑問に思い調べてみることにしました。

 結局、いろいろ調べましたし何冊かの「樹木図鑑」も手元にありますが、オタルモミジという名称はありませんでした。

どなたか、ご存知の方がいましたら教えてください。 

 

2015.5.8 直立型        by Atsukoさん
2015.5.8 直立型        by Atsukoさん

<白露錦(ハクロニシキ) カーネーション レモンリーフ>

 お花屋さんに枝の名前を尋ねたところ「五色柳(ゴシキヤナギ)」と教えてくれました。何かいわくがありそうな気がして調べてみたら、葉の色が白やクリーム色、ピンクなどに変化するとのことでした。やがて7月頃には全ての葉が緑に落ち着くそうですが、葉の色の変化を楽しむため人気があるとか?

今日の枝は、脇枝の付き方がとても個性的な具合で格好を付けにくかったと思います。Atsukoさんは腕の怪我のためしばらくお稽古ができませんでしたが、無理をせず少しずつリハビリィをかねて、復活です。

 

2015.4.20 直立型           by Maoさん
2015.4.20 直立型           by Maoさん

<茴香

フリージア ゴッドセフィアナ>

強い香りが特徴の茴香(ウイキョウ)は若葉や種子が消化促進・消臭に効果があり、古くから食用、薬用、化粧品などに用いられています。市販薬の太田胃散や仁丹など、一定以上の年齢の方には馴染みですね。

 先日、たまたま出かけたインドカレー店で手に入れた『MOUTH FRESHNER』と表記された小袋の中には、カラフルな色の砂糖でコーティングされたこの茴香(フェンネルシード)が入っていたのを思い出し、戸棚を探したらまだ何袋か残っていたので再度食べてみました。噛んだ途端にウゥ~ン、やっぱりあの茴香の香りです。後口は意外とさわやかです。

 

2015.3.27 たてるかたち       by Kayoさん
2015.3.27 たてるかたち       by Kayoさん

<グラジオラス ガーベラ レモンリーフ>

  グラジオラスの自然な表情に着目して、伸びやかにいけました。

 実は、グラジオラスはアヤメ科なのをご存知でしょうか?

花だけを見るとちょっとピンときませんが、葉を見ると納得です。名前は、グラディウス(古代ローマでは剣の意味だそうです)に由来し、葉の形が剣に似ていることが根拠と言われているようです。

 Kayoさんは、仕事の都合でブランクがあり久しぶりのお稽古を再開して2回目。お稽古の時間を工面するのは大変なこともあるでしょうが、自分にとって「大切な時間」になるように私も努力しますので、頑張ってねッ!

 

2015.3.15 傾斜型                  by Maoさん
2015.3.15 傾斜型                  by Maoさん

<キブシ カラー ドラセナ・サンデリアーナ>

  キブシは漢字で表記すると木五倍子と書きます。日本の固有種で道南から九州まで、ほぼ日本全土の山地(特に海岸や川沿いなど)に自生しているそうです。おしゃれで個性的な色合いのカラーが、全体的にグリーンで統一された取り合わせの中に、上品に溶け込んでいると思いました。

 Maoさんは花型のなかでは「傾斜型が好き」だそうです。

やがてきっと、自信を持っていけられる得意な花型のひとつになることでしょう。

 

2015.2.22 かたむけるかたち             by Maoさん
2015.2.22 かたむけるかたち             by Maoさん

<虫狩 ダッチアイリス 丸葉ルスカス>

  写真では、アイリスの蕾の濃い紫色が黒くなってしまい、その風情を感じることはできませんが、若々しくいかにもやわらかな虫狩の葉の中ですくっと存在感があります。虫狩のよく締まった枝ぶりにも何かストーリーを感じました。

 

2015.2.16 ひらくかたち(瓶)           by Atsukoさん
2015.2.16 ひらくかたち(瓶)           by Atsukoさん

<玉シダ アネモネ スイートピー>

 以前、アネモネについて少し調べたことがあります。顔立ちや姿がいかにも西洋風で華やかな様相ですが、実は私たちが馴染みの秋明菊(シュウメイギク)と同じ仲間であると知り驚きました。考えてみると、○○菊という名につい惑わされてしまいますが、確かに菊とは似つかない容姿です。

 また、アネモネの和名は牡丹一華(ボタンイチゲ)、秋明菊の別名は秋牡丹(アキボタン)だそうです。

 イチゲと名のつく自生種は札幌周辺の山野でも簡単に目にすることができます。地中海の風を感じさせるアネモネですが、急に身近な植物のような親しさがこみ上げてきました。

 

2015.2.6 瓶花           by Maoさん
2015.2.6 瓶花           by Maoさん

<雲竜柳 カーネーション ゴッドセフィアナ>

 くねくねと自由奔放な動きが特徴の雲竜柳を伸び伸びといけました。寸法は基準より少し長めです。が、写真で見るより実際の作品の方がより楽しさ・伸びやかさ・春を待つ喜びが表れてるいるようでした。あまり細かな注文は付けません。勢いの良さとはつらつとした若さが感じられましたので。

 

2015.1.23 かたむけるかたち           by Hayatoさん
2015.1.23 かたむけるかたち           by Hayatoさん

<ブラックリーフ カラー ピットスポラム>

 存在感のある大きな黒い葉はブラックリーフと言うそうです。

お花屋さんに名前を聞いて教えてもらいましたが、見た目のままなので思わず吹き出しそうになりました。正式な植物名なのかどうか定かではありませんが……。 なるほどブラックリーフそのものです。葉が2枚しか無かったのでバランスを取りにくかったようですが、ピットスポラムを挿し添えて豪快に仕上げました。


2015.1.16 傾斜型                  by Maoさん
2015.1.16 傾斜型                  by Maoさん

<赤芽柳 カーネーション リビストニア>

 天狗のウチワのような葉の形をしているリビストニアは、ジャワビロウとも呼ばれているそうです。質感が薄いビニールのようでもあり南国のムードがあります。本来は大きく育つ高木ですが、花材に入っていたものは程よい大きさで、ピンクのカーネーションがひと際美しく際立ちました。