自宅教室「花BOYS & 花GIRLS」 2016


2016年のお稽古から

 およそ一年近く当ページを更新できずにいたお稽古の中から、作品を抜粋して掲載します。

 嬉しかったことは、新しい仲間を一人迎えたことです。Koyukiさんです。お仕事の関係で不定期での参加ですが、いけている時の嬉しそうな笑顔がステキな女性です。初めてお稽古の日、シャイな感じで不安そうにしていました。小柄な体型ですが、パンチの利いた「たてるかたち」をいけてくれたのが印象的でした。私と同じように登山が好きとのことです。これからよろしくお願いします。

 久しぶりに訪ねて来てくれたのはKayoさんです。花材の扱いが優しげです。おっとりとした仕草とは対照的に迷いのない切り方(花鋏の)は、以前のままです。自分の時間を大切にしながらマイペースで、一緒にお花を楽しみましょうね。

 多くの方々がそうだと思いますが、みなさん、それぞれ日々の忙しい時間を割いて何とかお稽古の時間を作ってくれています。個々の課題や乗り越えねばならないこともあると思いますが、「いけばな」を通じて得られた植物との出会い、人との出会い、そこで考えたこと、学んだことをこれからも大切にしていきたいと思います。 

2016.1.20 直立型      by Maoさん
2016.1.20 直立型      by Maoさん

<赤芽柳 バラ 笹葉ルスカス>

 写す位置と角度がちょっとずれてしまいました。実際の作品はもっと素敵にはいっています。

 気になったのは花材の取り合わせでした。

あしらいの笹葉ルスカスがどうしてもしっくりきません。バラの葉の緑とルスカスの緑が同じような色合いで重たく感じるのです。それにルスカスの葉がコチャコチャしていて、なかなか綺麗に見えません。Maoさんも苦労していけました。それでも葉の分量を加減して、なんとか収まりました。苦労した分、勉強になりましたね。

 

2016.1.20 瓶花       by Atsukoさん
2016.1.20 瓶花       by Atsukoさん

<雪柳 カーネーション ドラセナ・サンデリアーナ>

 外の雪景色を見ると「えっ、もうユキヤナギ?」という感じもありますが、季節は、私たちの営みにお構いなしに移ろいます。「あなたはどこで育った雪柳なの?」と思わず声をかけたくなるようなかわいらしさです。しかし、あまりのか弱さに、こんなに寒いところまで来てしまってこの寒波はその身に堪えるだろうなぁと、思ってしまいました。枝の奔放な動きに着目しながら随分整理していけました。


 

 

 

 

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