「アーバンサークル」 2020


こちらの教室は、現在、コロナウイルス感染症拡大防止のため教室を自粛中です。 

早く平常に戻り再開できることを願っています。

2020.2.17

 市中に新型コロナウイルスによる肺炎の感染が報道され、マスクを使用してのお稽古です。今後の流行がとても心配な事態ですが、まずは落ち着くこと、平常心が大切です。北海道内の小中学校の臨時休校が決まり、昨日(2020/2/28)は、北海道知事から『緊急事態宣言』が出されました。お部屋をお借りしているこの教室も深刻に受け止め、すでに3月いっぱいの自粛を決めたところでした。自分の生命を守ることは当然のことですが、それ以上に他者へのいたわりの心を持つことは「いけばな」の精神にも通じることと思います。

今は、北海道みんなで頑張ろう!

2020.2.10 アフタヌーンいけばな in アーバンサークル <5>

  アーバンサークルにお住まいの方を対象に第5回目の「アフタヌーンいけばな」を開催しました。準備のため少し早めに到着すると、会場にはすでに何名かの方々が待っていてくださりいけばなに対する意気込みを感じます。ご挨拶をすると初回から参加してくださっている方が3名いて、親しみを込めた笑顔で迎えてくださいました。

 木苺や柳を手に取り丈の長い枝に臆することなく、それぞれが選んだ花器に伸びやかにいけ込みます。「枝の高さに長短をつけてリズミカルにね」とお話しすると、「足元が大事だよ」とか「テレビの假屋崎さん、思い出すね!」など、真剣な中にも笑いや会話が弾みます。いけ終えた後は、みなさん晴れ晴れとした良い表情でそれぞれの作品を鑑賞いたしました。

2020.2.3

 2月に入り、一気に降雪量が増えました。毎日のように雪が降り全てが白銀にすっぽりと覆いかぶされたような札幌です。雪国以外の方々は、真冬日か続きさぞかし寒いことと思われるかもしれませんが、それが何故か雪は多い方が暖かく感じます。そして、外は明るくなります。夜でも月明りで周囲が見えるほどです。

 さて、お稽古は回を重ね少しずつ進んでいます。Natsumiさんは、石化柳のぼうぼうとした脇枝を思い切って整理しました。一番の悩みはどの枝を切るかということでしょうが、その時々の花材を見て、何度もお稽古することで知らず知らずのうちに身についていくものと思います。Katsurakoさんの花材は、バッコヤナギです。山猫柳(ヤマネコヤナギ)の別称です。名残の冬芽を見ると、鋭く爪先が尖っていて、如何にもヤマネコの名にふさわしいと思いました。

2020.1.27

 とても1月とは思えない春のような陽気の札幌です。窓からの日差しはやわらかく体中が包まれているような心地です。

 さて、春先の樹木はいずれも芽生えが美しいと感じます。何と言ってもそれぞれの木に生命力やエネルギーが感じられ、お花をいけているだけで自分にも活力が生まれるような気がします。「職場は時間との闘いだから!」と笑うNatsumiさんは、この日、このようなゆったりとした時間を持てることは大切でとても嬉しいと話されました。その通り、いけばなは衣食住のように人が生きていくうえでどうしても必要なものではないかもしれませんが、音楽やスポーツ、文学や芸術のように心の栄養(心が豊かに)になるものと信じます。そして、それこそが文化だと思います。

2020.1.20

 新しい年を迎え早やひと月が過ぎようとしています。日々の慌ただしさの中で暮らしていても季節は巡ります。

 雪柳の蕾がところどころ開き始め小さな可愛らしい白い花が咲いています。春の足音が聞こえてきそうな雰囲気です。レモンイエローのスナップと良く似合っていると思いました。一方、もうひとつの花材は、行李柳(コリヤナギ)です。小豆大の可愛らしい冬芽がたくさんついています。中から羽毛のように柔らかで手触りの良い花が顔を出し始めました。どちらも名前は柳(ヤナギ)となっていますが、雪柳はバラ科でコリヤナギは正真正銘のヤナギ科です。 

<教室レポート>

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