「東月寒会館」教室 2019


2019.2.5

 

2019.1.29

 

2019.1.22

  菜の花は身近な自然を感じる植物のひとつです。似たようなアブラナ科の黄色い花びらはちょっとした街角の空き地などでもちょこちょこ見かけます。暖かな春の光景を思い浮かべるうちに、かの有名な俳句が頭に浮かびました。

  菜の花や 月は東に 日は西に  (与謝野蕪村)

とてもスケールが大きい風景です。蕪村が詠むこの俳句にどんな景色があったのでしょう。気になり始めて調べてみました。

 安永3年(1774年)に与謝野蕪村が、現在の神戸市にある六甲山地の摩耶山(まやさん)を訪れたときの句だそうです。西の空に夕日が沈みかけていて空は茜色、摩耶山から見下ろすと黄色い菜の花が一面に美しい。同時に見える月と太陽。穏やかに暮れゆく春の色と香りと空気。江戸時代、摩耶山がある神戸市灘区では、菜種油を生産するために菜の花が栽培されていたようです。