2015.10.1 神仙沼周辺にて
ニセコの沼巡り。大小の湖沼が水鏡のようになって、木々を空を周囲の景色を映す。
山の向こうから風が吹き抜け、さわさわと草々が揺れる。「あー、これが北海道の秋景色だ!」趣のあるアカエゾ松の樹齢を想像しながらアウターを着込む。
2015.8.23 余市岳にて
久々の山歩き。腰痛となかなか時間をつくれずにいる間に季節は春から秋に。残念! 今年の夏山を見逃してしまいました。
下山後、山麓から仰ぎ見ると山は厚い雲の中。濃霧の余市岳に登りました。霧にしっぽりと濡れた草花はどれもこれもイキイキしています。中でもオトギリソウは、赤い実をつけ始めていますが黄色の残り花が「私はここよ!」と主張しているようです。そう、ご存知の通りヒペリカムの野生種です。
今年(6/27~28)もまた、北海道開拓の村では如月会(きさらぎかい)の先生方によるいけばなの展示がありました。
おしゃれな展示花を拝見させていただきながら、村の中を散策中に見かけたのはたくさんのコウリンタンポポ。ヨーロッパ原産というコウリンタンポポは北半球に広く帰化しているそうで、北海道ではすっかり野生化していてあちこちで見かけます。繁殖力が強いのでブルーリストにもリストアップされ、その意味ではちょっと厄介な植物のようです。
我が家の近所の空き地には、これとよく似たキバナコウリンタンポポが咲いています。
見事なカタクリの群生です。カタクリ、エゾエンゴサク、福寿草、等々……。まるで突哨山全山が春の花で覆われているかのようです。明るい丘陵でカメラを構えた人々が腕を振っています。
お天気も良く、心まで晴れ晴れとした気分になりました。
天然のオブジェとブルースカイ・2015.4.2(木)朝里岳
ずっと前からほしいと思っていた、この抜けるような青空。稜線に出てから風は強いもののピリッとした空気と、スカイブルーとスノーホワイトのコントラストをこのページをご覧のみなさんにもお届けしたくてカメラを構えました。
山頂部では、スノーモンスターの正体が現れ始め、こびた枝がまるでオブジェのよう。その風雪や気温が厳しければ厳しいほど、耐え抜いた喜びや躍動感が封じ込められているような気がします。この日思う存分日差しを浴びたこれらの樹木は、今まさに蓄えられたエネルギーが解き放たれてパワーを発揮するかのようです。
3月最後の日曜日、国営滝野すずらん丘陵公園で開催された『ありがとうスノーシューツアー』に参加して、滝野の森を歩きました。
西エリアは危険なところもあるため決められた日にガイドがいなければ立ち入れないゾーンになっているそうですが、この日は春が始まった森の中をたっぷりゆっくり時間をかけて森を観察。ツアーガイドの方々からの丁寧な説明がとても勉強になりました。
春の森は不思議がいっぱい。自然の営み、木々たちや小動物の知恵、私たちが学ぶべきこともいっぱいです。
2015年2月26日~3月3日に東京日本橋高島屋にて開催された「創流120周年いけばな小原流展」を訪ねました。
せっかくの機会ですから少し足を延ばし鎌倉へ。JR鎌倉駅から江ノ電に乗車して長谷駅にて下車。そこからは寺院を訪ねながらの『花巡り』です。長谷寺で出会った早咲きの河津桜に始まり、ハイキングコースを辿り、山坂を越えながら野生生物との出会いもあり、歴史と自然を感じる一日となりました。
この山にどれほど強い風が吹いているのか、にわかには想像できないけれど相当の強さと思います。朝里岳山頂へ向かうこの稜線は西からの風により尾根上の雪は吹き飛ばされ、このような紋様が一面に広がります。砂漠などに現れる砂紋と同じ原理かと…。
お花の仲間に時々驚かれるのは「エッ、冬も山に行くの?」という素朴な疑問。次の質問はたいてい「どうやって登るの?」 私の場合はスキーを使うことが多い。いわゆる山スキーです。また、山容によってはカンジキを使用することもあります。この写真は、同行した私の大切な山仲間が朝里岳山頂を目指して登っているところです。私たちが歩いている雪の下は多分ハイ松かクマ笹か。
雪原のところどころに出現したモンスター(中は岳樺と思います)はその容姿が動物のようであり怪獣のようでもあり、まるで天然の雪像です。自分の足で登った人しか見ることができない別世界が札幌にあります。
札幌芸術の森美術館で開催されていた「光と影のファンタジー藤城清治の世界展」に行ってきました。その作品は、90歳を超えたというのに何という若々しさ、ロマンティックでファンタジック、夢があふれていました。
美術館のある森の中の小さな流れにはマガモが群れをなし、つがいなのか雄雌のマガモがちょこまかと忙しそうに水草(?)を食べていました。越冬中なのかな? 春にはパートナーとともに北へ旅立つ渡り鳥。もう少しの辛抱だよ。
昨日の大雪で、あの鳥たちはどうしているかと少し心配に……。