<2022年度>東月寒教室フォトギャラリー

<2022.8.27>

ガラス器を用いて『夏をいける!』

 涼しさや爽やかさを演出するガラス器を用いてのいけばなです。花留を入れることはできませんので、枝を留められるようにちょっとした工夫をしてオシャレに装うことがこの日のテーマです。みんなも一生懸命に考えてくれました。イメージをどんどん広げて、素敵な作品の完成です。

 長く継続している二人は、基本瓶に季節感のある花材取り合わせでいけました。ヨウシュヤマゴボウやヤバネススキが風に揺れ動くような風情を意識していけてもらいました。

   花材①/トルコギキョウ 千日紅(センニチコウ) レザーファン 

   花材②/トルコギキョウ 姫向日葵(ヒメヒマワリ) 矢羽根薄(ヤバネススキ)

   花材③/洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ) 竜胆(リンドウ) 矢羽根薄(ヤバネススキ)

<2022.7.30>

ダイナミックかつ繊細にいける!

 今月は、ポエムという剣山などの花留を使うことができない花器を使用してお花をいける技術について学びました。草留やワイヤーなどを使用せずに、あえてシンプルな折り留めや竹串を使用して花や葉を留める練習です。これまでにお稽古した花型を思い出しつつ、しかし、そこには大きくこだわらずに自分の思ったところに枝葉を留めるということを意識していけてもらいました。

 『言うは易く行うは難し』とても難しかったと思います。でも、すぐには上手くいかないことでも繰り返しお稽古していくうちに知らず知らずのうちにコツのようなものを会得してできるようになるものです。もし、今回思うようにできなかったとしても、次の機会も楽しくチャレンジしてみてくださいね。

 初めて教室に来てくれた方々は、グラジオラスを主材に「たてるかたち」のお稽古です。いけばなに使用するお道具や扱い方についてもお話ししました。さて、初めていけばなを体験された感想はいかがでしたか? これから季節の移り変わりを感じられる色々なお花をいけることができます。どうぞ、お楽しみに! そして、よろしくお願いいたします。

   花材①/グラジオラス バラ 

   花材②/グラジオラス カーネーション レザーファン

   花材③/向日葵(ヒマワリ) モンステラ ブルーファンタジー

   花材④/カラー 太藺(フトイ) モンステラ キノブラン

<2022.6.25>

植物から感じる季節の変化 日本の豊かな自然・蒲(ガマ)のお話し

植物の特長を知る② 蒲(ガマ)

 ガマは、ほぼ日本中にある池や沼、川の岸辺などに自生している植物です。気をつけて見ると、札幌でも比較的簡単に見られる植物です。特に、草丈が2m位になりますので蒲の穂(ガマのほ)が茂る夏にはよく目立ちます。「エッ! こんなところに」という場所で見かけることがありますので、もし見つけたら教えてくださいね。

 さて、穂黄(ほおう)と呼ばれる花粉(ガマの穂にある)は薬用として有名です。日本書紀に登場する『因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)』は、まさにこの花粉をウサギの身体につけて傷を治すという昔話ですよね。奈良時代の人々は、すでに蒲(ガマ)の効能を知っていたということですから驚きます。

 なお、いけばなではガマより小振りな小蒲(コガマ)や姫蒲(ヒメガマ)、縞蒲(シマガマ)を花材として使用することが多いです。

   花材①/姫蒲(ヒメガマ) バラ ブルーファンタジー 擬宝珠(ギボウシ)

   花材②/姫蒲(ヒメガマ) バラ キノブラン 擬宝珠(ギボウシ)

   花材③/姫蒲(ヒメガマ) バラ ブルーファンタジー 

   花材④/連翹(レンギョウ) ガーベラ ブルーファンタジー 擬宝珠(ギボウシ)

<2022.5.21>

植物の特長を知る① 自然の中の植物と人々の暮らし

 5月の札幌は清々しい春のよそおいです。次から次へと先を競って花々が咲き始めます。今回は、あらかじめ予定していた季節の花材が手に入らず、ピンチヒッターのニューサイランを使用して盛花・直立型のお稽古をしました。

 ニューサイランは、ニュージーランドが原産だそうです。常緑植物ですから一年中細くて鋭い葉を茂らせています。触れてみると、パリッとした感触で張りがあります。大きいものでは3mにもなるそうです。しっかりとした葉が扱いやすいのでいけばなではよく使用します。手で横に裂くことは困難ですが、縦には簡単に裂けます。実は、硬くて丈夫な繊維があり、昔から織物や漁網などを作るのに重宝したそうです。自然の中に生えているニューサイランは昔から人々の暮らしの中に利用されていたのですね。すごいね!

   花材①/ニューサイラン バラ かすみ草

   花材②/ニューサイラン バラ かすみ草 レザーファン

<2022.4.23>

新年度スタート! 春の花木をいけてみよう

 新しい年度が始まりました。季節は一目散に春を迎えました。

札幌で桜とほぼ同時期に開花するのは鮮やかな黄色が美しいレンギョウです。明るく元気がよいこのレンギョウを主材にして「ひらくかたち」のお稽古です。どの枝をどの位置にいけるかを考えながら小枝を切り分けていくことに意識を集中しました。こんなに大きな枝を使用することはあまりありませんので、大変だったと思いますが、みんなよく頑張りました。

 この日は、二人の新しい仲間も来てくれて、グラジオラスを「たてるかたち」でいけました。葉を上手に添えながらスッキリと姿良くいけられたと思います。いけばな初体験の感想は、いかがでしたか。これからどうぞよろしくお願いいたします。

   花材①/レンギョウ(連翹) ガーベラ クッカバラ

   花材②/グラジオラス ガーベラ スターチス