<2018年度>東月寒教室フォトギャラリー

<2019.2.9>

待ちわびる『春』をフラワー・アレンジメントで

 これまでに学んだ色の合わせ方や花材の取り合わせなどを考えながら、自分で選んだ器(白色または黒色)と花材を用いての作品作りです。パステル調でまとめ上げたり、互いの色が際立つように個性的に仕上げたりとそれぞれのパフォーマンスあふれる楽しい作品が出来上がりました。とてもお洒落に仕上がったと思います。

 花材/カーネーション(3種類各色) スイートピー(ピンク・イエロー・パープルの各色) ユーカリ

    乾燥素材(ニゲラオリエンタリスとかすみ草それぞれ色違い3色) 

<2019.1.19>

瓶花(へいか)「瓶にいける技術」

 以前にもお話ししましたが花留を使用せずに花瓶に花をいけるのは、とても難しいことです。ここでは伝承されている技術を学び、その上で自分なりの工夫を凝らしていける方法を体験しました。枝の曲がり具合や花の向きによりそれぞれ重心がかかりますので、ひとつひとつ確かめながらどのようにすれば良いのか考えます。それでも自分の思い通りのところに枝や花を固定するのは至難の業です。

 何度も繰り返しお稽古しながら次第次第に体や感覚が覚えていくことでしょう。『ローマは一日にして成らず』です。

 さて、今回は初めて瓶にいけた人もいましたが、みなさんとても綺麗に仕上がったと思います。どの作品もとても素敵でした。頑張りましたね。

 花材①/リアトリス カーネーション レザーファン

 花材②/グラジオラス ガーベラ ゴッドセフィアナ

<2018.12.1>

ひらくかたち「正面性」と「多面性」のいけ方の違いと花材の扱い方

 季節の行事を加味しながら「ひらくかたち」のお稽古です。多分、みなさんがとても好きな花型だと思います。この日は、同じ「ひらくかたち」でも飾る場所によって、正面性でいける場合と多面性でいける場合があることを確認しました。また、いける時の花材の扱い方や特長についてもお話ししました。

 時に、枝のため方が上手くいかなかったり花の茎が折れてしまったりということが起きますが、がっかりしないでね。どうしてかと言うと、その時こそが学びの機会です。どうして上手にできなかったか、その感覚を覚えてください。幾度も失敗してようやく力の加減を知ることができるのです。これは教科書だけでは決して学べない大切な経験ですから。

<2018.11.10>

「かたむけるかたち」&「直立型」

 この日は、S小学校の学習発表会と重なってしまいましたのでちょっと寂しい感じの教室となってしまいましたが、基本の花型を楽しくいけてみました。直立型の花材に入っていたコリヤナギ(行李柳)は、とても立派なヤナギで小学生の背丈ほどの長さがあり、ビックリでしたね。でも、十分な長さがあることにより自分が考える自由な寸法に切ることができます。ここでは花器の大きさや他の花材とのバランスを考えてしっかりと長さを決めることがお稽古の重要な目的のひとつです。

 花材①/アンスリウム③ ガーベラ② レザーファン①

 花材②/コリヤナギ⑤ ガーベラ③ レザーファン②

<2018.10.19・20>

東月寒地区センター文化祭に参加しました(発表会)

 今年もまた東月寒地区センター文化祭に作品を展示しました。今回は、8月に陶芸の先生をお迎えして各自手作りの花器を作成しましたので、出来上がった自分の花器を使用してお花をいけました。花器の仕上がりも上々で、みなさんの笑顔を見ると、とても楽しくいけることができたようです。

<2018.9.15>

お月見といけばな

 『お月見』は、古式ゆかしき日本の慣習です。平安時代、中国から伝わり貴族に広まったとのことです。お供え物を供えるようになったのは江戸時代からのようですが、その前は、もっぱら月そのものを愛でていたようです。『観月の宴』という言葉が示すように詩歌や管弦を楽しみながら月明りで盃を交わすというとても雅な催しだったと想像します。

 私が子どもの頃の我が家は、お団子を作りトウモロコシや栗などを供え花瓶にはススキやホオズキ、野菊が飾られていました。窓越しの月が早く上がらないかと幾度となく空を眺め、もしやウサギの餅つきが見えやしないかと目を凝らしたものでした。

<2018.8.19>

自作の花器つくりは「陶芸」で

 粘土を丸めて、叩いて、押したり、伸ばしたり。軟らかさや冷たさ、土の感触を楽しむうちに徐々に形が出来上がってきました。さくら窯のM先生と一洋窯のN先生にご指導願いました。

 参加者のみなさんの真剣で楽し気な様子に、先生方も一生懸命に応えてくださいました。それぞれの作品の出来上がりが今からとても楽しみです。

<2018.7.14>

「いけばな」という固定観念から飛び出してみよう! 新たな発見と気づき

 花留を使わずにお花をいけるのは難しいことです。剣山などの花留を使わず自分の思い描いたところにピタリと枝や花を留めるのは至難の業です。そこで、どうしたらそこに花を留められるか色々と考え、工夫が生まれます。ですから、答えはすぐに見つからない方が、より学びが大きいと思います。

 この日のもうひとつのテーマは、「暑い夏をいかに涼しく演出するか」です。季節感をとても大切に表現するいけばなです。どうぞゆっくりとひとつひとつの作品をご覧ください。こどもたちが心を込めていけた作品は、どの作品も透明感のある空気、さわやかな風、そして清々しい水などが感じられ、素敵だと思います。 

<2018.6.23>

現代的な生活空間にも似合う花型「ならぶかたち」

 「ならぶかたち」をいける楽しさは、リズム感にあると思います。花の顔の表情に気をつけて、五線譜に音符を連ねるように枝や花の高さ(長さ)に変化をつけます。奥行きをあまり大きくつけずに横に展開していくイメージです。ヘリコニアやバラが楽しく並列しておしゃべりしているようです。

 Mikaちゃんは、この日が初めてのいけばな体験でした。少し緊張したかもしれませんが、堂々とピンクのバラを「たてるかたち」でいけました。これからよろしくお願いします。

<2018.5.19>

「人に対してあたたかいこと」いけばなでできるかな?

 新学期となり、新しいお友だちを迎えました。初めてのいけばな体験はいかがでしたか?

 お花をいける時の楽しさ、気持ちの良さを少しでも感じていただけたでしょうか? これからはもっともっと実際に色々な植物に触れることによって感じる植物の生態の驚き、不思議、面白さ、美しさ、やさしさなど、いっぱい新しい発見があると思います。みんなで一緒に体感していきましょう。

 僅か一輪の花であっても、お部屋の中にいけばながある空間は、心の空腹を満たしたようなほんわかとした心地になると思います。

<2018.4.21>

「ひらくかたち」&「いけばなのお道具いろいろ」

 はじめに、いけばなをする時に使用する道具や小物類を持参して、みなさんに紹介しました。普段のこども教室では使用しない道具もあり、興味を持ってくれたようです。特に『剣山起こし』は、全員で実際に使ってみました。便利な機能に感心した様子です。

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