<2020年度>平岸教室フォトギャラリー

<2021.2.27>

明るく元気に、お楽しみフラワー・アレンジメント

 2020年度の締めくくりは、新型コロナウイルス感染症の影響で重苦しく戸惑いの多かったこの一年から少しでも明るくポジティブな気持ちになれるようなお花をと考えて、元気いっぱいなフラワー・アレンジメントをいけてみることにしました。

 こちらの教室は、受験生が多く、この日は参加人数が少なめでしたが、自分らしさを大いに発揮してとても楽しい作品になりました。

  花材/ガーベラ スプレーカーネーション スターチス 丸葉ルスカス 

  補材/コーン・クッション など

<2021.1.23>

パステルカラーで描く「春のいけばな」

 やさし気で明るい印象の花材を取り合せて初春にお似合いのいけばなです。

 スイートピーは、イタリアのシチリア島が原産地だそうです。今では、色々な品種や何種類もの色があり、マメ科の植物特有の花弁が特徴です。ピンクやクリーム色、黄色味を帯びた薄いグリーン。今回は、各自が自分で選んだ色のスイートピーを使いました。

  花材/ スイートピー ガーベラ レモンリーフ

<2020.12.19>

器を考える③  「瓶の器にいける技法」季節の行事をいけばなで

 瓶(へい)の器を用いて季節の行事のいけばなです。

「背丈のあるヒバは、堂々としていますので、勢いよく瓶に立てていけましょう!」と、お話ししました。今回は枝を留める技法をしっかりと学んでほしいので、ここの部分は特に丁寧に行いました。ハサミで切れない太い枝は、鋸(のこ)を使用しました。真剣ですが、普段あまり使用したことがないせいかどこか楽しそうに見えました。自分で縦割りにした枝に留め木を挟んで、しっかりと器に固定される感触を実際に体感してもらいました。

あとは、自由に自分らしくパフォーマンスしたらそれぞれ最高の作品が出来上がりました。

  花材/ヒバ カーネーション バーゼリア

     (補材でリボンや松ぼっくり、オーナメントなど、自由に使えるように用意しました)

<2020.11.14>

器を考える②  身の回りにあるものを器に見立てていけてみたらどうなる?

 生活雑貨、日用品を使用してひと味違ういけばなです。

 身の回りをよく見てください。花器になりそうなものがいっぱいあるはずです。例えば、丼(どんぶり)やコーヒーカップ、ティーポットなどです。今回は、そういったものを工夫して、お洒落ないけばな作品に仕上げてみました。ここでは、あえてお花をいけられそうにないサンダルや帽子、ザルなども用意して、それぞれ自分の好きな雑貨にチャレンジしました。

 この体験で「将来、世界のどこに行っても、花器や剣山がなくてもお花がいけられるよね」と、お話ししました。みんな、真剣に楽しくいけられたと思います。凄いね!

<2020.10.24~25>

発表会 『華やかに秋を彩る』

 豊平区民センターのロビ―をお借りして、発表会を開催しました。今年は、例年とは少し違った空気の中での発表会となりましたが、区民センターを利用される多くの方々が作品を観てくださいました。

 新型コロナウイルス感染症のため閉塞感のある日々で、気持ちも沈みがちになりますが、こんな時だからこそ『いけばな』の持つ役割があると思います。実際、作品を観てくださった方々の口々からは「いいわね」「ホッとする」「こどもたちがいけたの?」などのお褒めの言葉をいただきました。参加された皆さん、お疲れさまでした。

<2020.9.19>

作品に見せ場をつくろう・作品の見せ場を意識していけてみよう!

 葉物を使って「かたむけるかたち」をいけました。用意した葉はアサヒハラン。アサヒハランは、いけばなではとてもポピュラーで人気のある葉です。工夫次第で面白い形や動きを作り出すことができるからです。クルクル丸めて曲げたり、ひねってウェーブを作り出したりと、みんなで色々試してみました。そんな中で、自分の作品の見せ場を作り出します。見せ場ということに気持ちを集中していけてみました。それぞれの花の表情と葉の動きに注目です。

  花材/旭葉蘭(アサヒハラン) 鶏頭(ケイトウ) スターチス  

<2020.8.22>

器を考える①  夏に涼し気な演出を! 「ガラス器にいける」

 今年のテーマのひとつは『器について考える』です。同じ花材をいけても花器が違うと随分と印象が変わります。また、花器によっては、色々ないけ方が考えられます。それだけ器の果たす役割は大きいのです。

 今回は、ガラス器について考えてみましょう。軽やかで繊細な印象のグラスを3個使用して作品にしました。花留にも工夫を凝らし、花型には全くこだわらずに自由にいけてもらいました。

  花材①/パニカム トルコ桔梗 千日紅(センニチコウ)  

  花材②/パニカム 女郎花(オミナエシ)トルコ桔梗 千日紅(センニチコウ)  

<2020.7.25>

自然のままの花の姿をいかす・自然のままの美しさを引き出す

 本来持っている植物の美しさを、いけばなの手法によりさらに魅力的に見えるように手を加えていきます。手を加えると言っても、無理やり折り曲げたり道具を使って表情を変えたりするのではありません。本日のお稽古の目的は、植物をよく見ることです。しかもただ見るのではなく、植物の内面までイメージして見ることです。どんな環境の中でその植物が存在していたのかを感じ取ります。とにかく花の姿を四方からよく見て、さらにまた見て、花の声を聴きます。「あなたはどうしてほしいの?」と、心の中で尋ねてみるのもいいでしょう。そんな風に意識して、いけた作品の数々、いかがでしょう?

  花材①/カラー アレカヤシ ダリア 

  花材②/カラー スカビオサ ヒメヒマワリ

<2020.6.20>

まずは楽しくいけてみよう!  『たてるかたち』と『直立型』

 2020年度の「いけばなこども教室」がようやく始まりました。とは言っても、6月になっても未だ先の見通せない不安定な状況です。自粛要請は解除されましたが、これからも油断することなく感染拡大防止に努めながら教室を運営していきたいと思います。みなさまにはご不便をおかけすることがあるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします。 

 さて、昨年度はお部屋をお借りしている豊平区民センターが保全改修工事のため、年度の途中からお借りできなくなり、この日は本当に久しぶりにこちらの教室です。お陰さまでトイレなどの設備が新しくなり今後はさらに気持ち良く使用できそうです。 

  花材①/リアトリス ガーベラ レザーファン 

  花材②/アリウム・ギガンジウム ガーベラ レザーファン

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